『有吉の夏休み2025』野呂佳代起用もマンネリ批判殺到

1. 『有吉の夏休み2025』何が起きた？

9月6日、フジテレビで放送された『有吉の夏休み2025』は、有吉弘行が仲間たちとハワイで過ごす姿を追う人気特番だ。今年は有吉の芸人デビュー30周年を記念し、過去最長の4時間放送に。出演者はビビる大木、アンガールズ田中卓志、みちょぱ、平成ノブシコブシ吉村崇らおなじみの面々に加え、初参加のさや香・新山と野呂佳代が登場。

しかし、番組内容は例年と変わらず、高級スイートルームの見学、ステーキ食べ放題、動物園での餌やりなど、豪華なアクティビティが中心。視聴者からは「いつもの内容」「飽きた」との批判が噴出。さらに、吉村の結婚式場探し企画も「視聴者に関係ない」と冷めた声が上がった。

2. 野呂佳代の経歴と番組での役割

野呂佳代は元AKB48メンバーとして知られ、現在はタレントや女優として活動。彼女の明るいキャラクターとトーク力は、番組内で有吉や吉村からのいじりにも巧みに応じる形で光った。フワちゃんの降板後、その穴を埋める役割を期待されたが、番組自体の内容が問題視され、彼女の活躍も埋もれがちに。

有吉弘行は番組の中心として、芸人仲間との軽妙なやり取りで場を盛り上げる。吉村崇は進行役として番組を牽引したが、自身の結婚式場探し企画が視聴者から「内輪すぎる」と不評だった。

3. 過去の『有吉の夏休み』と比較

『有吉の夏休み』は2013年に初放送され、有吉のプライベートな一面を見せるコンセプトで人気を集めた。2021～2023年には『有吉の冬休み』も放送されるなど、シリーズ化が進んだ。しかし、回数を重ねるごとに企画が固定化。ハワイでの豪華な食事や観光が中心となり、初期の新鮮さが薄れたとの声が多い。

特に、昨年はフワちゃんのやす子への不適切投稿が問題となり、彼女の出演シーンが全カットされたことも話題に。今回の野呂佳代起用は新たな風を狙ったが、企画自体のマンネリ感を払拭できなかった。

4. 番組の具体的描写と目撃談

番組では、高級ホテルのスイートルーム見学やステーキ食べ放題など、豪華なシーンが続いた。動物園での餌やり体験やカフェでのランチも、例年通りのハワイ観光の定番企画。吉村の結婚式場探しでは、現地のウェディング会場を訪れるも「予定はない」との曖昧な発言が視聴者の不満を誘った。

X上では、視聴者が「毎年同じような内容」「ハワイ旅行に憧れが薄れた」と投稿。放送作家も「企画が焼き直しに見える」と指摘し、視聴者の目撃談や感想が番組の課題を浮き彫りにした。

5. 出演者の芸能活動状況

有吉弘行は『有吉ゼミ』『有吉の壁』など多数のレギュラー番組を持ち、芸能界のトップMCとして活躍中。野呂佳代は『ロンドンハーツ』やドラマの脇役などで安定した露出を確保。吉村崇は『ノブシコブシのオールナイトニッポン』などでトーク力を発揮し、みちょぱやビビる大木もバラエティで欠かせない存在だ。

しかし、番組自体のマンネリ感が、出演者個々の魅力を活かしきれていないとの指摘も。野呂佳代の加入は新たな化学反応を期待されたが、企画の枠組みがその可能性を制限した形だ。

6. SNSでの反応

X上では番組への批判が目立った。「内輪感が強い」「芸能人の豪遊に興味がない」「4時間は長すぎる」といった声が並び、放送終了を求める意見も散見された。一方で、野呂佳代の対応力や有吉のトークには一定の評価も。視聴者の反応は賛否両論だが、否定的な意見が優勢だった。

7. 今後の展望

『有吉の夏休み』は視聴率こそ安定しているが、マンネリ感の解消が急務だ。放送作家は「新メンバーの起用だけでなく、企画の刷新が必要」と指摘。ハワイ以外のロケーションや、視聴者参加型の企画など、新たな試みが求められる。また、4時間という放送時間も見直しが必要かもしれない。フジテレビは来年も放送を続ける可能性が高いが、視聴者の声をどう反映するかが鍵となる。