星野源が紅白特別企画で出場！任天堂舞台に注目？

星野源が紅白に特別企画で出場決定

2025年12月16日、NHKから第76回紅白歌合戦の出場者に関する追加発表がありました。シンガー・ソングライターで俳優の星野源が、特別企画として出場することが明らかになったのです。

星野源は2015年から10年連続で紅白歌合戦に出場しており、紅白の常連アーティストとして知られています。しかし今回は通常の白組出場ではなく、「特別企画」という形での参加となります。

会場は京都・宇治市にあるニンテンドーミュージアムです。この施設は2024年10月に開館したばかりの新しい博物館で、任天堂の娯楽やゲームの歴史を体験できる場所として注目を集めています。アーティストがこの施設でパフォーマンスを行うのは、星野源が初めてとなります。

なお、パフォーマンスは事前収録のため、放送当日のニンテンドーミュージアムからの生中継はありません。事前に収録された映像が紅白歌合戦の中で放送される形式となります。

披露される楽曲「創造」とその意味

星野源が今回の紅白歌合戦で披露するのは、2025年にリリースされたアルバム「Gen」に収録されている「創造」という楽曲です。

この曲は、星野源のアルバム制作の原点となった重要な楽曲とされています。ものづくりへの想いが込められており、世界中で愛され続けるゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の35周年テーマ曲として提供されました。

「創造」というタイトルが示すように、この曲にはクリエイティブな活動や表現への敬意、そして新しいものを生み出す喜びが表現されています。任天堂のゲーム作りの精神と星野源の音楽制作への姿勢が重なり合う、まさに紅白の特別企画にふさわしい選曲と言えるでしょう。

ニンテンドーミュージアムという舞台で「創造」を歌うことで、遊び心とものづくりの喜びという、任天堂と星野源に共通するテーマが視覚的にも音楽的にも表現されることになります。

星野源のプロフィールと音楽活動

星野源は1981年1月28日生まれ、埼玉県出身のシンガー・ソングライター、俳優、文筆家です。2000年に音楽活動を開始し、2010年にソロデビューを果たしました。2025年はソロデビュー15周年という節目の年にあたります。

俳優としても高い評価を受けており、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や「MIU404」などの話題作に出演。音楽と演技の両面で才能を発揮するマルチな活動が特徴です。

2025年には約6年半ぶりとなるオリジナルアルバム「Gen」をリリース。6年ぶりに行ったツアーは国内・海外全23公演で完売するなど、その人気は衰えることを知りません。休止期間を経て復活した星野源の活動は、ファンから熱烈な支持を受けています。

私生活では、2021年に女優の新垣結衣と結婚。「逃げ恥」での共演がきっかけとなった結婚は、多くのファンを驚かせ、祝福されました。

星野源と紅白歌合戦の歴史

星野源は2015年に初めて紅白歌合戦に出場し、以降10年連続で出場を続けています。毎年、その時々の代表曲や話題曲を披露してきました。

初出場の2015年には「SUN」を披露。2016年には社会現象となった「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」を歌い、大きな話題となりました。この年の「恋ダンス」ブームは紅白でも再現され、視聴者の記憶に強く残るパフォーマンスとなりました。

2018年と2019年には「おげんさんといっしょ」という企画コーナーにも出演し、歌唱以外の形でも紅白に貢献しています。2020年にはコロナ禍の象徴的な楽曲「うちで踊ろう（大晦日）」を披露し、時代を反映した選曲となりました。

2024年の紅白では当初予定されていた「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に楽曲を変更するというハプニングもありました。このように、星野源の紅白出場は毎年何かしらの話題を提供しています。

通常は白組として出場してきた星野源ですが、2025年は初めて「特別企画」という枠での出場となります。これは星野源のキャリアにおいても新しい挑戦と言えるでしょう。

ニンテンドーミュージアムという舞台の意味

今回のパフォーマンスが行われるニンテンドーミュージアムは、2024年10月に京都・宇治市に開館した施設です。任天堂が130年以上にわたって積み重ねてきた娯楽やゲームの歴史を体験できる博物館として、オープン以来注目を集めています。

施設内には、花札やトランプなどの伝統的な遊具から、ファミコン、スーパーファミコン、Nintendo Switchに至るまで、任天堂の製品の歴史が展示されています。特にスーパーマリオブラザーズの歴史をたどるコーナーは人気のエリアとなっています。

「スーパーマリオブラザーズ」は1985年に発売されてから2025年で40周年を迎えます。星野源が歌う「創造」がこのゲームの35周年テーマ曲だったことを考えると、ニンテンドーミュージアムという舞台は楽曲とパーフェクトにマッチしていると言えます。

遊び心とものづくりの喜びがつまった空間で、同じ精神を歌った「創造」が披露される。これは偶然ではなく、綿密に計算された演出と言えるでしょう。

特別企画の演出と見どころ

今回の特別企画では、ニンテンドーミュージアムの展示空間を活かしたスペシャルパフォーマンスが予定されています。具体的な演出内容は明らかにされていませんが、マリオの世界観や任天堂の歴史を背景にした映像演出が期待されています。

事前収録という形式を採用することで、生放送では実現できないような凝った映像編集や特殊効果が可能になります。ニンテンドーミュージアムの展示物とのコラボレーションや、CGを使った演出なども考えられるでしょう。

星野源自身も、ゲームや任天堂の文化に造詣が深いことで知られています。そのため、単なる歌唱パフォーマンスだけでなく、ゲーム文化への敬意やものづくりへの情熱が込められた内容になることが予想されます。

「創造」という楽曲自体が、静かな中にも力強さを持つ楽曲です。ニンテンドーミュージアムという非日常的な空間で、どのような表現が展開されるのか、大きな注目が集まっています。

SNSやファンの反応

星野源の紅白特別企画出場が発表されると、SNS上では瞬く間に話題となりました。Twitterでは「星野源」「紅白」「ニンテンドーミュージアム」がトレンド入りし、多くのファンが期待と興奮のコメントを投稿しています。

「創造を紅白で聴けるなんて最高！」「ニンテンドーミュージアムという選択が完璧すぎる」「マリオと星野源のコラボが楽しみ」といった声が多く見られます。

また、「特別企画」という枠での出場に対して、「いつもと違う形の出演が新鮮」「星野源らしい紅白への関わり方」というポジティブな反応も目立ちます。10年連続で出場してきた星野源が、新しい形で紅白に参加することに対して、ファンは歓迎の意を示しています。

一方で、「生中継じゃないのは残念」という声もありますが、「事前収録だからこそできる演出があるはず」と期待する声も多く、全体としては好意的な反応が大半を占めています。

Yahoo!ニュースのコメント欄には688件のコメントが寄せられ、音楽評論家のスージー鈴木さんも推薦するなど、業界からも注目を集めています。

今後の星野源の活動と紅白への期待

ソロデビュー15周年を迎えた2025年、星野源は充実した音楽活動を展開しています。アルバム「Gen」のリリースとツアーの成功を経て、今回の紅白特別企画は2025年の締めくくりとして最適なイベントと言えるでしょう。

紅白歌合戦は日本の音楽シーンにおいて最も注目される番組の一つです。特別企画という形での出場は、星野源の音楽活動に新たな局面をもたらす可能性があります。通常の歌唱とは異なるアプローチで、視聴者に星野源の新しい魅力を伝える機会となるでしょう。

2026年以降の活動については具体的な発表はまだありませんが、2025年の活躍ぶりを見る限り、さらなる音楽制作や俳優業への取り組みが期待されます。今回の紅白特別企画が成功すれば、今後も様々な形での紅白参加が実現するかもしれません。

また、ニンテンドーミュージアムでのパフォーマンスが話題となれば、他のアーティストも同様の企画を行う可能性があり、紅白歌合戦の演出の幅が広がることも考えられます。星野源の挑戦は、紅白の新しい可能性を示すものとなりそうです。

まとめ