2025年8月18日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』完成記念上映会で、監督・脚本・編集・出演を務めたオダギリジョーが衝撃の発言をしました。
「今日上映するものは完成品じゃないんです」と冒頭で謝罪し、満席の会場を驚かせたのです。この記事では、その謝罪の背景や映画の概要、そして独自の魅力を詳しく解説します。
オダギリジョーの謝罪:何が起きたのか
オダギリは会場を見渡し「本当に感無量ですが、1つ謝らなきゃいけないことが…。実は今日上映するのは完成品じゃないんです。
ごめんなさい」と正直に告白。共演の池松壮亮、麻生久美子、永瀬正敏、佐藤浩市らも驚きましたが、佐藤が「今日見られるのは貴重だって言わないと!」と場を和ませ、イベントは和やかに進行しました。
なぜ未完成だったのか?
上映されたのは「1つ前のバージョン」で、細部の編集作業が間に合わなかったとのこと。
映像の微調整や音響の仕上げが未完了とみられますが、オダギリは「印象は変わらない」「十分面白い」と強調し、自信を示しました。この率直さは、彼の誠実さと作品への強いこだわりを象徴しています。
『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』とは
本作は2021年にNHKで放送され話題となったドラマの映画版。鑑識課警察犬係の青葉一平(池松壮亮)と、彼の相棒である警察犬オリバー(オダギリジョー)が織りなすコメディタッチのサスペンスです。
特異なのは、一平にだけオリバーが「酒と煙草と女好きのおじさん」に見えるという奇抜な設定です。
ストーリー概要
物語は、如月県から羽衣弥生(深津絵里)が訪れ、スーパーボランティアのコニシさん(佐藤浩市)失踪事件の捜査協力を依頼する場面から始まります。
一平とオリバーは、残されたリヤカーの手掛かりを追って海辺のホテルへ。不可解な謎に挑む展開が観客を引き込みます。
豪華キャスト
池松壮亮、麻生久美子、永瀬正敏、佐藤浩市、本田翼らに加え、吉岡里帆、鹿賀丈史、森川葵、髙嶋政宏、深津絵里らも新たに参加。クセの強いキャラクターたちが物語をさらに彩ります。
謝罪の背景:製作現場の現実
- 編集作業の難しさ:映像テンポや音響調整など、細かな仕上げは特に難易度が高い。本作のダークファンタジー的世界観では、微調整が欠かせません。
- タイトなスケジュール:撮影は2024年3月から5月。公開日は2025年9月26日と決まっており、完成披露イベントに合わせる時間的制約は大きかったと推測されます。
- 観客への誠実さ:未完成であることをあえて公表したのは、観客との信頼関係を重視する姿勢の表れ。佐藤浩市の「貴重」という言葉も、その価値を後押ししました。
映画の魅力と期待される影響
独創的な世界観
奇抜な設定とビジュアルが際立つダークファンタジー。池松壮亮も「次元を飛び越えた作品」と絶賛し、芸術性が強調されています。
劇場鑑賞の必然性
オダギリは「映画館で観ないと面白くない」と強調。映像と音響のスケール感が本作の真価を引き出すため、劇場での体験が推奨されています。
文化的影響
ドラマ版は国内外で高く評価され、受賞歴も多数。映画版も話題性を呼び、希少なオリジナル脚本映画として注目されています。
まとめ:オダギリジョーの挑戦と観客へのメッセージ
オダギリジョーの謝罪は、映画製作の舞台裏を示すエピソードであり、彼の誠実さと情熱を映し出しています。
奇抜な設定と豪華キャストが融合した『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』は、2025年秋の映画界に新風を吹き込むでしょう。
公開日である9月26日、ぜひ劇場で体験してください。