ビジュアル系ロックバンド「SIAM SHADE」のギタリストDAITAが、メンバー4人を提訴したニュースが話題になっています。対象はNATCHIN、栄喜、KAZUMA、淳士の4名で、代表曲「1/3の純情な感情」を含む38曲の演奏禁止と「SIAM SHADE」名の使用差し止めを求めています。背景には7年にわたるメンバー間の確執があるといい、ファンの間でも衝撃が走っています。DAITAはなぜこの行動に出たのか? その真相と、バンドの歴史を振り返りながら、今回の訴訟の全貌を紐解きます。あなたもこの展開に驚きませんか?
ニュース本編:DAITAがメンバー4人を提訴
2025年8月27日、SIAM SHADEのギタリストDAITAが、東京地裁にメンバー4人(NATCHIN、栄喜、KAZUMA、淳士)を提訴しました。訴状では、DAITAが作曲・編曲した38曲の演奏禁止と、「SIAM SHADE」名での活動差し止めを求めています。特に、1997年のヒット曲「1/3の純情な感情」はアニメ「るろうに剣心」のエンディングテーマとして知られ、現在も多くのファンに愛されています。DAITAは、4人が新メンバーを加えて活動することで、ファンに誤解を与え、自身の権利を侵害していると主張しています。
要点:訴訟のポイント
- DAITAがメンバー4人を提訴(2025年8月27日)
- 対象:38曲の演奏禁止と「SIAM SHADE」名使用の差し止め
- 背景:7年にわたるメンバー間の確執
- 問題点:新メンバーでの活動がファンへの裏切りと権利侵害に
DAITAとSIAM SHADEの経歴
SIAM SHADEは1993年に結成され、1995年にデビューしたビジュアル系ロックバンドです。DAITA(ギター)、NATCHIN(ベース)、栄喜(ボーカル)、KAZUMA(ギター)、淳士(ドラム)の5人で活動し、1997年の「1/3の純情な感情」で大ブレイク。2002年に解散後、2007年から2016年にかけて4度の期間限定復活を果たしました。DAITAは作曲・編曲の中心人物としてバンドの音楽性を牽引。解散後はソロ活動を行い、SIAM SHADEの楽曲を自身のライブで演奏することは極力避けてきました。
関連する過去の出来事:7年の確執
トラブルは2018年に始まりました。東日本大震災の復興支援として2011年に開催したチャリティーライブの収益寄付先(岩手県の一般社団法人)や、DAITAの個人会社が管理するグッズ収益を巡り、4人が不信感を抱いたことが発端です。2021年には4人が支援団体とDAITAを提訴しましたが、2022年に支援団体への訴訟は敗訴、DAITAとの訴訟は2023年に和解で終了。DAITA側に不正はなかったと結論づけられました。しかし、和解後も4人が「SIAM SOPHIA」として活動を始め、DAITAの懸念が高まりました。
目撃談:SIAM SOPHIAのライブ
2025年2月、4人はロックバンドSOPHIAと組み、「SIAM SOPHIA」として大阪でライブを開催。楽屋には「SIAM SHADE」名で4人の名前が掲示され、ギタリストRENOが参加していたことが判明。DAITAはこれを「SIAM SHADEの再結成と誤解される行為」と問題視。さらに、栄喜が「SIAM SHADE」の商標登録を単独で申請(2025年7月に拒絶)したことも、DAITAの提訴を後押ししました。
現在の芸能活動状況
DAITAはソロアーティストとして活動を続け、SIAM SHADEの楽曲は「5人揃った時のみ演奏」との信念を貫いています。一方、4人は「SIAM SOPHIA」としてライブ活動を展開。2025年10月13日にもライブが予定されており、DAITAはこの活動が自身の権利とバンドの歴史を損なうと訴えています。SIAM SHADEの楽曲は現在もカラオケやメディアで人気を博しており、今回の訴訟が注目を集めています。
SNSの反応
X上では、ファンから「SIAM SHADEは5人で一つ」「DAITAの気持ちも分かる」といった声が上がる一方、「4人の活動も応援したい」との意見も。あるユーザーは「1/3の純情な感情が聴けなくなるのは辛い」と投稿し、楽曲の演奏禁止に対する懸念も見られます。訴訟の行方とバンドの未来について、議論が白熱しています。
今後の展望
DAITAの代理人弁護士によると、DAITAが作曲した楽曲は著作者人格権により保護されており、4人が新メンバーで演奏することは権利侵害に該当する可能性があるとのこと。また、「SIAM SHADE」名の使用は不正競争防止法に抵触する恐れも。訴訟の結果次第では、4人の活動や楽曲の使用に大きな制約が生じる可能性があります。DAITAは「ファンへの責任」と「バンドの唯一無二性」を守るため、徹底的に争う姿勢です。
FAQ:よくある質問
Q1:DAITAが提訴した理由は?
A:4人が新メンバーを加え、「SIAM SHADE」名や楽曲を使用することで、ファンに誤解を与え、自身の権利を侵害していると主張しています。
Q2:「1/3の純情な感情」は今後演奏できない?
A:訴訟の結果次第ですが、DAITAの許可なく演奏されれば権利侵害となる可能性があります。
Q3:SIAM SOPHIAとは?
A:SIAM SHADEの4人とSOPHIAが結成したユニットで、2025年2月に初ライブを開催しました。
まとめ
SIAM SHADEのギタリストDAITAが、メンバー4人を提訴したニュースは、バンドの歴史とファンの心に大きな波紋を広げています。7年にわたる確執や「SIAM SOPHIA」の活動が引き起こした問題は、バンドの「唯一無二性」を守りたいDAITAの信念と衝突。訴訟の行方は、SIAM SHADEの名と楽曲の未来を左右するでしょう。ファンは今後の展開を注視しています。